> - 期待される成果,あるいは学問の融合という観点から,
> ミューオンのg-2をやるにあたりミューオンのビームライン
> 構築,ミューオントモグラフィーを代表とする,他分野
> との融合はもっと宣伝して良いように思います。
> 新学術という性質から,ここは極めて良い宣伝材料だと
> 思うのですが。
本領域によってミューオンの加速技術が確立すれば、広範な応用分野が想定される。物質生命科学分野には、低エミッタンスビームを$¥mu$mレベルに集束することにより、ミューオンを用いた透過型顕微鏡が実現できる。ミューオンの高透過能力を活かして、光や電子顕微鏡ではアクセスできない生命細胞内部のリアルタムイメージングなどが可能となる。また、大型建造物のイメージング(トモグラフィー) に加速器ミューオンを応用すれば、従来の宇宙線ミューオンを用いた方法に比べて、飛躍的に高速かつ高分解能なイメージが得られる。
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>L.31-35でせっかくずれの兆候の話をしたのだから、
>中央値が変わらない場合には、これが5シグマを超える、
>というポジティブかつ分かりやすい言い方でまず攻めた方が
>良いかと思います。
g-2は2段階で目標設定しており、それぞれの目標精度は
g-2実験 理論 ズレ(2.4ppm)
現在(BNL) 0.54ppm 0.42ppm 3.5シグマ
第1段階 0.4ppm 0.42ppm 4.1シグマ
第2段階 0.1ppm 0.42ppm 5.6シグマ
です。
さらにこの領域内の連携によって、BやKのデータを用いて、
理論の誤差が半分に出来れば、
g-2実験 理論 ズレ(2.4ppm)
現在(BNL) 0.54ppm 0.21ppm 4.1シグマ
第1段階 0.4ppm 0.21ppm 5.2シグマ
第2段階 0.1ppm 0.21ppm 10.3シグマ
となります。
領域内の連携により、第1段階の目標の段階で5シグマを超えることができる。