7-10 November 2022
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T2K実験におけるニュートリノフラックス計算精度向上のためのハドロン生成に関する研究

Presented by 悠樹 白石 on 9 Nov 2022 from 15:40 to 16:00
Session: Presentations

Description

T2K実験では、ニュートリノ振動の混合角θ13の精密測定に向けた実験が行われており、現在世界で最も強い制限を与えている。また、様々なニュートリノ反応に関する測定も行われており、ニュートリノの性質を解明するために重要な役割を担っている。その一例として、ニュートリノ中性カレント準弾性散乱反応の断面積測定が行われているが、二次的に生成される中性子と水中の酸素原子核との反応が大きな不定性の原因となっている。中性子と酸素原子核の反応を理解するために、中性子を水標的に入射し、原子核との反応によって放出されるガンマ線を測定するE525実験が行われた。本講演では、得られたスペクトルから算出した各ガンマ線の生成断面積について報告する。