第1回将来計画委員会 議事録

== 日時:2020年3月24日 13:30-16:00 (テレビ会議のみ)

== 出席者 (敬称略):青木、石川(幹事)、石塚、伊部、市川(委員長)、大谷(将)、奥村、川崎、阪井、坂下、佐藤、末原、谷口、中浜(幹事)、南條、身内、寄田

== Indico: https://agenda.hepl.phys.nagoya-u.ac.jp/indico/conferenceDisplay.py?confId=1380 (アクセスキー:Ac_CFP24Mar2020)


 


KEK次期ロードマップにむけた将来計画のリストアップをどう進めていくか議論



今年7月のKEK主催オープンシンポジウムに向けて、コミュニティの意見をまとめること、またこの機会に、大規模実験に限定せず、国内の将来計画をリストアップすることが、高エネルギー委員会より将来計画委員会のチャージに加えられた。以下の進め方で合意した。

== 新規プロジェクトの芽となる提案や、既存プロジェクトの将来計画への意見を、アンケート形式で募集。

(1) 含める範囲:物理ベースのプロジェクトや、測定器・加速器など基盤技術の開発プロジェクト。この際KEKロードマップ(次5年間)向けのみならず、将来計画委員会での議論向け(10-20年後想定)のインプットも。

(2) アンケート項目:提案・意見、 プロジェクトの実施時期、KEKとの関連性、公開可否など。(たたき台を市川・末原・寄田(素核研の研究計画委員会メンバー)が作成)

(3) 募集方法:hecforumメーリングリストで周知。若手からのインプットを促すため、各大学・研究機関の代表者にグループ内の若手に積極的に提出するように依頼。並行して、将来計画委員会メンバーは積極的に提出 (例えば、所属実験のシニアや中心人物等周りを巻きこむ。所属実験からは勿論のこと、実験・領域を横断する部分も網羅するように心がける)。

(4) アンケート結果の公開:将来計画委員会で集約したのち、公開予定。



 

将来計画委員会として「物理」に関しての活動方針について議論

== 市川委員長が昨年1月の学術会議のシンポジウムの発表「素粒子物理学の展望」のスライドを紹介。

== 今後2年間の現委員会の活動を通じて、現状に即して、本スライドや「前委員会の答申」等を改訂(予定)。

 



今後のオープン物理勉強会の進め方について

== 形式:2-3ヶ月ごとにオープンな勉強会を行う (hecforumへアナウンス)。委員会メンバーが持ち回りで、エネルギーフロンティアなどの各カテゴリーをカバー 。1年間で1周する予定

== 内容:基本的にはコミュニティで共有したいこと。物理の現状・ブレークスルーの芽、困っていること・打破するアイデア、国内外の動向・国内で強化したい部分など。物理に限らず、関連した加速器/ビームラインや測定器開発の話題も含める。



将来計画委員会として「物理」でない部分も含めた活動方針について議論

== 高エネルギー業界で重要ないくつかのテーマをクローズドで議論し、提言を目指す。例えば、プロジェクトの多様性と選択集中、人材育成、キャリアパス。

今回は石川氏からハドロンテストビームラインの必要性が提起され議論した。必要であることについては賛成であるが、実際に本委員会で提言等を出すのであれば、付随する課題も含めて議論すべきという意見があった。今後取り扱うテーマの一つに含め、継続審議する。

== 委員会活動に若手を巻き込むアイデアとして、物理勉強会を各大学/研究機関持ち回りで開催し、若手参加を促進 (移動制限の解禁後)。その他のアイデアはメールにて意見交換済であり、適宜実践する予定。 



次回勉強会の予定

== テーマ:エネルギーフロンティアで、テレビ会議にて。

== 日程:4月後半-5月前半で調整 (by 委員長+スピーカー+幹事。遅い時間希望者が多い様子。オープンの部分は1.5時間目標、i.e. 一人45分)。